脱炭素社会の実現に向けて
会員百貨店は、全ての事業活動の中で、脱炭素社会の実現のために、CO2及びその他温室効 果ガスの削減に努め、店舗におけるエネルギー効率の改善に取組み、店舗運営に伴うサプライ チェーン全体で、地域的・業際的な協力による削減に取り組む。
- 【数値目標】
- 店舗におけるエネルギー消費の原単位(延床面積・営業時間当たりのエネルギー消費量)を指標として業界全体で目標年度(2020年度)において、基準年度(2013年度)比6.8%減、2030年度には15.7%減を目指す。
※エネルギー消費原単位(kwh/m²・h)=エネルギー消費量÷(延床面積×営業時間)
サプライチェーン全体における排出量の把握
調達から廃棄までのCO2排出量 ~SCOPE1・2・3~
サプライチェーン全体におけるCO2削減に向けてSCOPE3を業界として算出。
脱炭素社会の実現に向けて
夏・冬に空調温度の緩和を実施
クールビズ(5~9月)・ウォームビズ(11~3月)
特に、冬に関しては、「暖房を入れ過ぎているのでないか」「販売員のために暑すぎる」との意見が多く寄せられます。
しかし、店内は、暖房はほとんど使用しておらず、照明とお客様の体温により、店内が暖まり、各店では、冷たい外気の取入れ等、空調管理しています。そこで、冬の店内温度について積極的にお客様に対し、ご理解をいただく活動を実施いたします。
宅配便再配達の削減に向けた呼びかけ
宅配便の再配達は、環境負荷の増加や社会的損失を招いていることから、再配達削減に向けて新たな取り組みが必要となっています。
環境省の「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン~みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト~」に賛同し、宅配便を利用されるお客様に、ご協力の呼びかけを広く行っています。
Reuse(リユース=再使用) 百貨店統一ハンガー
1997年から、アパレル業界と物流の効率化と廃棄ハンガー削減に向け『百貨店統一ハンガー』を導入。
また、縫製工場から納品時まで使用する、流通用循環ハンガー「エコハン君」を導入し、さらなる廃棄物削減を図っている。
2018年においては、年間17,078千本の出荷本数(リユース率40%)年間1,431tCO2排出削減。
2009年~2017年の累計では、18,938tCO2排出削減となる。
(樹齢80年の杉1,396,071本分のCO2蓄積分に相当)