百貨店の容器包装削減に向けた基本方針

2020年1月10日

一般社団法人 日本百貨店協会

一般社団法人 日本百貨店協会では、「百貨店の環境保全に関する自主行動計画」に基づき、脱炭素社会・循環経済社会の構築に向けて、全てのステークホルダーの皆さまと共に、SDGs目標達成に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取組んでいるところです。

近年の異常気象や地球温暖化、プラスチックごみによる海洋汚染などは、地球規模の危機であり、一人ひとりが影響を受けるとともに、その原因者ともなっています。

百貨店業界では、地球規模の様々な社会的課題の解決に向け、SDGs目標でもある持続可能な消費と生産のパターンを確保するために、 お客様をはじめ、お取引先など全てのステークホルダーの皆さまのご理解とご協力をいただき、サプライチェーン全体で、容器包装の削減に向け取組みます。

1.スマートラッピングを呼び掛け、容器包装の削減に取組みます。

  • お客様のご理解とご協力をいただきながら、使い捨ての資源利用を見直し、紙製買物袋・プラスチック製買物袋の削減に向け、「マイバッグ持参」・「まとめ入れ」を推進します。
  • 容器包装リサイクル法を順守し、お取引先と協働しながら、プラスチック製買物袋の削減に向け有料化等の様々な手法で取組みます。

2.資源の3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進します。

  • 使い捨てプラスチック製品・容器包装の削減に取組み、お客様の家庭ごみの削減に努めます。
    *使い捨てプラスチック製品のストロー、マドラー、スプーン・フォーク等のカトラリーの他、使い捨て容器包装のプラスチック製買物袋 等
  • サプライチェーン排出量(スコープ 1・2・3)を算定し、資源循環によるサプライチェーン全体のCO2削減に取組みます。
    *持続可能な消費とライフスタイルの提案、資源回収・再利用、資源循環システム(百貨店統一ハンガー等)を積極的に活用。

3.環境負荷の少ない原料・資材等を選択するよう努めます。

容器包装には、環境性能が認められている、再生紙、森林認証紙(FSC・PEFC認証制度 、ISOに基づくバイオマスプラスチックや土壌・海洋生分解性プラスチック、再生プラスチック等を積極的に利用し、環境負荷低減を推進することで持続可能な社会実現に向け取組みます。