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あるのは、あなたのやりたいこと。
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Ethical business
サステナブルな循環型社会の実現を目指した高島屋のプロジェクト「Depart de Loop(デパート デ ループ)」
その言葉の通り、デパート=高島屋が起点となり、サステナブルな服を通して、ファッションを楽しみ未来を考える取り組みについて伺いました。
脱炭素、フードロス、廃棄プラスチック。地球環境を守る上で取り組むべきことはたくさんありますが、特に大きな課題となったのが衣料品のリサイクルでした。
ファッション産業は年間9,200万トンもの廃棄物を発生させている環境負荷の高い産業だと言われており、売上の主軸として衣料品を取り扱う高島屋はまさにその当事者。長年にわたり大量仕入・大量販売を行ってきた百貨店こそ、今果たすべき責任があると思っています。
具体的には、売りっぱなしからの脱却を目指し、販売した後のことまで考えてモノづくりを手掛けています。
再生素材を使用した商品を販売し、お客様に長くご愛用いただいた後に回収、その商品をリサイクルして生まれ変わらせる。「販売」「回収」「再生」をセットで提案することで、循環型社会をつくりたい。こうしてプロジェクトがスタートしました。
今は衣料品の領域において、ポリエステル、カシミヤ、デニム素材の循環に取り組んでいますが、これだけではもちろん、社会課題の解決もお客様へのご提案も不十分です。「Depart de Loop」は、循環型社会を実現するプラットフォームとしての役割があります。今後は視野を広げ、衣食住における様々な素材やアイテムに拡大し、高島屋というフィルターを通して、社会課題の解決に取り組んでいきたいと思っています。
準備期間中は、専門知識や用語も新しく覚えることがたくさんありました。自分自身が理解するのはもちろん、それを社内外に理解・共感してもらって、同じ方向を向いてもらうことが大変でしたね。リサイクル企業、ブランド、商社など、従来とは比較にならないほど、関わる企業・人が多くなり、その輪の中心にいることにプレッシャーを感じることも。ですが、皆さんに共感していただき、プロジェクトが動きだす時には、「仲間が増えた!」と、大きなやりがいを感じています。
お客様からも前向きなお言葉をいただいてます。回収したモノがどのようにリサイクルされるのか、その工程をしっかりとお客様に伝えることで、共感を得られました。回収期間中に何度もご来店され、家族分のお洋服を数十着お持ちいただいたり、形見に近いお洋服をお手紙を添えてお持ちいただくこともありました。高島屋がお客様と築き上げてきた信頼・信用があるからこそ、ご協力いただけたと思っています。
プロジェクトは立ち上げよりも、継続・拡大していくことの方が難しいと思っています。今後は、このリサイクルによって生み出された循環型商品の魅力を高めることに、より一層こだわっていきます。「環境にやさしい」以前に、デザインや機能性の面でお客様に喜んでいただけたら嬉しいですね。
「Depart de Loop」の領域をもっと広げたいと考えています。今は、限られた素材の衣料品でスタートしていますが、お客様に身近なところで言えば、化粧品容器や傘の廃棄、フードロス、海洋ゴミの問題もあります。
他方で2次流通市場も盛り上がりを見せていますが、色々な手放し方がある中で、お客様の選択肢の一つに高島屋がなり得たらいいなと思っています。
高島屋を通じて、再生したり、リユースしたり、今後アート作品にして展示をすることもできるかもしれません。また、染め直しやリペアをしたり、学生さんと連携してファッションショーの素材として活用してもらうという選択肢もあるかもしれません。
もう一度商品に命を与えられる可能性は山のようにある。これらを一つずつ積み上げていきながら、このプロジェクトが、高島屋を代表するプロジェクトとして続いていくように、まずはしっかりと定着させたいですね。