百貨店という名の、プライベートコンシェルジュ。
百貨店という名の、イベントプランナー。
百貨店という名の、インフルエンサー。
百貨店という名の、スタートアップ。
百貨店という名の、エシカルビジネス。
百貨店という名の、デジタルマーケター。
百貨店という名の、VRプラットフォーマー。
百貨店という名の、地域活性化プランナー。
百貨店という職業は、ない。
あるのは、あなたのやりたいこと。
あこがれを、自分のものにする場所。
百貨店業界
採用活動実施中
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Digital transformation
三越伊勢丹が提供する、仮想都市のコミュニケーションスマホアプリ「REV WORLDS(レヴ ワールズ)」。 仮想新宿を舞台に、自分らしいアバターでお買い物を楽しんだり、友だちと繋がったり、これまでにない「思い出に残るオンライン体験」を提供したいという想いから生まれた新事業をご紹介します。
REV WORLDSは「きっかけを、インストールしよう。仮想都市のコミュニケーションプラットフォーム」がコンセプトの、VRを活用したスマートフォン向けアプリです。新宿をイメージした仮想都市に仮想伊勢丹新宿店などが出店して、お客さま(ユーザー)は友人やご家族などと一緒にログインして散策したり、アバター同士でコミュニケーションやお買い物をお楽しみいただけます。
いままでのECとの違いは友人や家族を誘って、そのアバターと一緒に買い物などを楽しめるというところ。仮想新宿は現実の完全模写ではなく、ちょっとしたアレンジが施されていて、海の上に街が広がっているなどワクワクする都市空間を目指しています。
仮想伊勢丹新宿店では、デパ地下や婦人服売り場などで、ほかのユーザーと一緒にお買い物を楽しんでいただけます。オンラインで物を買うとき、暗い部屋で一人でスマホを触って…という人も多いかもしれませんが、それとは異なり、「21時に伊勢丹の前で待ち合わせね」といった会話が生まれるような、オンラインならではの時間や場所に制限がない良さと、リアルの「人に会う」「人とのコミュニケーション」の体感が得られる良さを掛け合わせた体験を作り出すことができます。
昔、お母さんやお父さんに買ってもらったとか、デートで買った、初任給で買ったなど、人と交流しながら出会ったコンテンツって強く思い出に残って、大切な価値のあるものだと思います。物自体の価値はもちろんですが、お買い物のプロセスをとても大切にしていて、REV WORLDSでは仮想空間でそういったプロセスの体験を提供したいと思っています。
最初にこの事業を思いついたのは2008年ごろ。実際に何回もチャレンジして何回も失敗してようやくアプリをローンチできたのが2021年3月。実現までに10年以上かかりました。実現に至った大きな転機は、社内起業制度です。私みたいな若手中堅でも自分が思う未来の百貨店に挑戦することができました。
最初、文字や画像だけの提案書を持っていっても、実現の可能性が見えないと言われましたが、「まずは行動」と思い、実際にバーチャルの伊勢丹のCGを作って、動画を持っていってみせるとイメージが伝わって理解が得られ、また仲間も増えていきました。でもCG制作の経験があったわけではなく、スキルが全くない状態から勉強して制作し、実証実験にも繋げました。皆で集まって協議したり、YoutubeでCG制作をひたすら勉強したりと、大変なことはもちろん多かったのですが、自分が苦しい時に仲間が頑張ってくれたりして、仲間の存在に救われました。ひとりの時は事業を進めることも実証実験を行うことも手探りでなかなか進まない状況だったのですが、仲間が出来てから劇的に加速していきましたね。
バーチャルの世界やCGの話をすると無味乾燥に感じられるところもあるかと思いますが、先日も「毎日REV WORLDSで友達になったユーザーと待ち合わせて遊んでいる」というお子様のユーザーから、「いろんな人と遊べて楽しいです」といったお手紙をいただきました。 普段遠方で会えないご家族や友人、そして仮想世界で友達になったユーザーとも、バーチャルの世界であればみんなで一緒に遊んだり、一緒にお買い物が楽しめる。 お客様へのあたたかな価値を提供することで、百貨店らしいメタバースの活用になるのかなと。
ECサイトで思い出に残るお買い物をされた方は少ないと思うのですが、REV WORLDSではお買い物のプロセスを大切にしている事もあり、思い出に残るオンライン体験を提供したいと思っています。
百貨店では、お客様の人生にかかわるサービスを提案していくことができます。リアルの世界だけでお客様を豊かにする、世界を豊かにする手法だけでなく、オンライン、バーチャルの世界でも付加価値を提供することができると信じています。
リアルな世界で自己実現する人もいればインターネットで人気者になって自己実現する人もいる。人同士が関わる場所さえあれば、そこには百貨店がお手伝いできる領域があると思うので、リアル、オンライン、バーチャルの領域にとらわれず、お客様のお手伝いをするという軸を持ってやっていきたいと思っています。
今後は、REV WORLDSの中の仮想伊勢丹新宿店を、百貨店以上の存在に成長させ、さらにREV WORLDSをさまざまな体験ができる都市として広げていくことが一番大切かなと思っています。